はじめに

「Indeedには無料で求人が出せるって聞いたけど、本当に応募が来るの？」
「有料にすべきなのはどんな時？」

Indeedは、日本国内で最も利用されている求人検索エンジンの一つです。企業の採用担当者にとって、「無料で求人掲載ができる」というのは非常に魅力的なポイントですが、実際に応募数を確保するためには有料広告（スポンサー求人）との使い分けが重要になります。

本記事では、Indeedの無料掲載と有料掲載の違い、有料を使うべきタイミングや注意点についてわかりやすく解説します。

Indeedの掲載方式

Indeedには以下の2つの掲載方法があります。

【1】無料掲載（オーガニック求人）

• 料金：無料

• 掲載期間：無制限（審査あり）

• 表示位置：検索結果の中～下部に掲載される傾向

• 対象：企業が直接投稿した求人、もしくは自社採用ページの求人情報

【2】有料掲載（スポンサー求人）

• 料金：クリック課金（CPC）型

• 表示位置：検索結果の上位に優先表示

• ターゲティングやデータ分析が可能

• 予算：1日数千円からスタート可能

無料掲載のメリット・デメリット

メリット

• 費用が一切かからないため、スモールスタートやテスト求人に最適

• 掲載の手続きが比較的簡単（Indeed管理画面から投稿可能）

デメリット

• 検索上位に表示されにくいため、求人が埋もれる可能性大

• 応募数が不安定／求人数の多い職種では見つけてもらえない

• 効果測定や広告最適化が難しい

無料掲載は、「急いでいない・コストをかけずに採用したい」という場合に向いていますが、競争の激しい職種や即戦力採用には力不足となるケースも多く見られます。

有料掲載のメリット・活用効果

Indeedの有料広告（スポンサー求人）は、検索結果上位に優先表示されることで、クリック率・応募率ともに大きく向上します。

メリット

• 検索結果の上位表示で、目に留まりやすい

• 広告の予算管理・期間設定が可能

• クリック単価（CPC）を調整し、効果的な出稿が可能

• Indeed Analyticsで数値分析・改善ができる

デメリット

• クリック課金のため、無駄クリックが発生することもある

• 掲載内容やタイトルに工夫が必要（そうでないと費用対効果が下がる）

クリック単価は業種・エリアによって異なりますが、平均30円〜150円程度が一般的です。予算は月3万円からでも運用可能で、うまく設計すれば無料掲載の数倍以上の応募効果が期待できます。

有料掲載を使うべきタイミング

以下のような場面では、迷わず有料掲載を活用することをおすすめします。

1. 早急に人材を確保したいとき

→ 求人をすぐに目立たせることで、短期間で応募を集められる

2. 応募がなかなか来ないとき

→ 無料掲載で1週間以上応募ゼロなら、広告で上位表示を狙うべき

3. 求人数が多い人気職種の場合（事務・営業・軽作業など）

→ 他社求人に埋もれるため、有料掲載で表示機会を確保する必要がある

4. 採用ターゲットが明確な場合

→ Indeedの分析機能でCPC調整やエリア最適化が可能になる

有料広告を無駄にしないためのコツ

ただ有料にすれば応募が来るわけではありません。原稿の質と運用設計が成功のカギです。

• クリックされやすいタイトルの設計（条件＋魅力を具体的に）

• 求職者が安心できる内容（仕事内容・待遇・職場環境の詳細記載）

• CPC単価の最適化（高すぎず、安すぎず）

• 成果データを見ながら調整（A/Bテスト）

Indeed広告は「手間をかけた者が勝つ」仕組みです。効果検証→改善を繰り返すことで、費用対効果を最大化できます。

まとめ

Indeedの有料広告（スポンサー求人）は、タイミングと設計次第で非常に高い採用効果を発揮します。一方で、無駄なクリックや費用の垂れ流しにならないよう、無料掲載との併用や段階的な出稿設計が理想的です。

• 無料は長期戦向け、有料は短期集中型に最適

• 有料掲載はCPC課金、表示上位、応募率向上が強み

• 無料で成果が出ない場合は、有料でテコ入れが効果的

• 成果を最大化するには「原稿の質」と「運用力」が必要

「無料で様子を見て、反応が悪ければ有料で強化する」これが、今のIndeed運用の鉄則です。
採用のスピードと精度を求めるなら、ぜひIndeedの広告活用をご検討ください。

Indeedを自社内で運用していくことに限界を感じている採用担当者・企業様！ぜひ一度、人財企画までご相談下さい！