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複数職種を同時募集する際のIndeed広告戦略
2025.7.1

はじめに
「事務と営業を同時に採用したい」「複数店舗でアルバイトを募集したい」——
採用活動において、複数の職種・拠点を同時に募集するケースは多く存在します。
そんな時に効果的な手法の一つが、求人検索エンジンIndeedを活用した広告運用です。
しかし、複数職種の求人をまとめて掲載すると、求職者とのマッチング精度が落ちたり、クリック単価が上がったりすることもあります。
そこで本記事では、「Indeedで複数職種を同時募集する際の最適な広告戦略」について、構成・運用・改善の3段階に分けて解説します。
複数職種を1つにまとめると応募が減る理由
Indeedは、職種名・エリア・条件などで検索するユーザーに向けて、もっともマッチする求人情報を上位に表示するアルゴリズムを採用しています。
そのため、「営業と事務を一緒に掲載」「複数の勤務地を1つの原稿にまとめる」ようなやり方だと、以下のようなデメリットが生まれます。
ミスマッチやクリック離脱が起きやすい
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営業職希望の人が「事務作業メイン」と感じて離脱
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求職者が勤務地に迷い、「どこで働くの?」と不安になる
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「どれが応募対象なのか分からない」と感じてスルー
検索結果に表示されにくくなる
Indeedは検索ワードとの関連性が高い求人を優先表示するため、複数の情報が混在した原稿はSEO的にも不利です。
複数職種の募集は分けて掲載する
原稿は職種ごと・勤務地ごとに分割する
1原稿=1職種×1勤務地が基本です。たとえば以下のように分けて掲載するのが理想です。
東京営業職:「未経験歓迎!法人向け営業/東京支店勤務」
大阪事務職:「土日休み◎一般事務スタッフ/大阪オフィス」
名古屋カフェ店員:「週3日~OK!カフェホールスタッフ/名古屋駅近」
分けて掲載することで、職種やエリアで検索したユーザーの目に止まりやすくなり、応募率もアップします。
広告戦略①:求人の「カテゴリごと」に広告設計を分ける
複数の職種を同時に採用する場合、それぞれのカテゴリで求職者のニーズや検索傾向が異なります。
◯事務職:安定・残業なし・未経験歓迎…一般事務/土日休み/データ入力
◯営業職:高収入・成長・正社員登用…営業 正社員/インセンティブ/未経験OK
◯接客・販売:時給・シフトの自由度・勤務地重視…コンビニ バイト/週3/駅近
◯物流・軽作業:日払い・簡単・力仕事NG…倉庫 ピッキング/軽作業/短期
職種ごとに最適なキーワードを選び、原稿内容やタイトルを調整することで、CPC(クリック単価)を抑えながら成果を高められます。
広告戦略②:予算配分は「職種別の応募単価」で考える
職種によって、1件あたりの応募にかかるコスト(CPA)が異なるため、予算を均等に分配すると非効率です。
例:
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倉庫作業スタッフ(応募CPA:800円) → 応募が集まりやすい
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IT系エンジニア(応募CPA:3,000円) → 高単価だが人材価値が高い
このように、職種ごとの相場に合わせてCPCと予算配分を調整するのが賢い運用方法です。
広告戦略③:「勤務地」によって広告の出し分けも検討
同じ職種でも、エリアによって検索数や競合が大きく異なります。
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都心部(新宿・渋谷など) → 求職者数が多く、CPCが高騰しやすい
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地方(郊外・工業団地) → 検索数は少ないが競合も少なめ
勤務地を分けて広告設定することで、エリアごとの成果を個別に最適化できます。
運用の工夫:原稿と広告を連動させた「PDCA設計」
複数の職種や拠点を同時募集する場合、求人原稿ごとの応募数・クリック数を分析し、順次調整することが重要です。
見直しポイント:
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表示回数はあるのにクリックされていない → タイトル改善
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クリックはあるが応募が少ない → 原稿内容の見直し(条件・待遇の明確化)
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予算が偏っている → 成果が出ている職種に再配分
継続的にPDCAを回すことで、運用効率と応募率が確実に改善されていきます。
まとめ
複数の職種や勤務地で採用を行う際は、「1原稿にまとめる」のではなく「分けて最適化する」ことが応募数アップの近道です。
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職種・勤務地ごとに求人原稿を分ける
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職種別にキーワードや訴求ポイントを設定する
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成果を見ながらCPC・予算を調整する
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エリアごとの広告調整も視野に入れる
Indeedの運用は、手間をかけた分だけ成果がついてくる媒体です。
複数職種の同時募集でも、戦略的な運用設計と定期的な改善で、効果的かつ効率的な採用活動を実現できます。
Indeedの運用代行業者をお探しの企業様は、ぜひ一度人財企画までご相談下さい!