Indeedで求人が掲載されない理由とは?Indeedの掲載基準について紹介
2025.7.1

Indeedで求人を掲載したけれども中々検索画面に表示されない…このような場面に立ち会ったことのある採用担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?Indeedでは公開から基本的に2~3営業日で検索結果に表示されるようになります。しかし、それ以上の日数を待っていても検索結果に表示されない場合、Indeedの定める掲載基準に則っていない可能性があります。
Indeedの定める掲載基準を事前に理解しておくことでスムーズに掲載に移ることができたり、検索画面に表示されないなどのトラブルを回避できるようになります。本記事ではIndeedで掲載されない場合の原因とIndeedの掲載基準について紹介します。
何のために掲載基準が定められている?
Indeedが掲載基準が定められている理由は、Indeedが常に求職者目線でサービスを提供することを心掛けており、Indeedが掲げるミッションに基づくサービスを提供しているからです。Indeedが掲げるミッションとは、“We help people get jobs.”で、Indeed公式は以下のように述べています。
Indeedは“We help people get jobs.”をミッションとして掲げています。
Indeedで働く人々(“We”)は、すべての人々(“people”)が自分らしく生きられる仕事と出会う(“get jobs”)手助け(“help”)をしたいという思いを込めた言葉です。そのミッションに基づいて「求人検索エンジン」というサービスを提供しているため、常に求職者視点であることを大切にしています。
引用元:Indeed-Indeedで求人情報が表示されない理由。掲載基準を見直してみよう
内容としては、求職者がIndeed内で求人を探した場合に業務内容や配属先がはっきりと分からなったり、実際の業務内容と異なっていた場合、良い求職媒体であるとは言えなくなってしまいます。そんなケースを排除するために掲載基準を定めています。
掲載基準が定める5つの規約
Indeedの掲載基準は以下の5つの規約を基に構成されています。
・コミュニケーション規約
・応募に関する規約
・差別に関する規約
・合法性に関する規約
・プラットフォーム不正利用に関する規約
以下では掲載基準が定める5つの規約の内容についてそれぞれ解説していきます。
引用:Indeed公式 – Indeedで求人情報が表示されない理由。掲載基準を見直してみよう
コミュニケーション規約
コミュニケーション規約とは、求職者がIndeedで求人情報を検索したときに、その人のキャリアや希望に相応しい求人が表示されるようにするための規約です。また応募者が、個人情報を採用活動以外の目的で使われてしまったり、選考の中で不必要な金銭の請求をされたりといったことがないよう、プライバシーについてのガイドラインも示しています。具体的には以下の内容で規約が定められています。
・複数の求人を応募者に提示しない。
(1つの求人情報につき、「1職種、1勤務地」が原則)
・勤務地、職種名、応募条件、給与体系が明記されているようにする。
・テキスト内にリンクを含める場合は、直接求人情報を表示するリンクにする。
・採用企業の名称と所在地、担当者の氏名と職名を明記する。
・採用活動に必要な最小限のもの以外の情報提供を、応募者に要求しない。
規約の中でもユーザーの目にする項目が中心となる規約で、端的にまとめると「求人を正しい内容で掲載していますか?」という内容を定める規約です。したがって、コミュニケーション規約では求人に複数の情報を掲載しない事や、内容が明確に分かるリンクを貼り付けることなどの規約を定めています。
応募に関する規約
応募に関する規約とは、求職者がスムーズに求人に応募できるようにするための規約で、応募画面へのアクセス性とプライバシーについてのガイドラインが示されています。具体的には以下の内容で規約が定められています。
・Indeedの応募ボタンから、該当職種の応募画面に直接移動できること。
・求人情報の投稿者と、採用企業との関係性を求人情報に明記すること。
・応募プロセスで入手した応募者の個人情報を第三者に漏えいしないようにすること。
Indeedではより安心かつ、快適にサービスを利用していただけることを目指しています。だからこそ、クリックした応募先のWebサイトが認識と異なる遷移先であったり、求人と採用企業の関係性を明確に表記するよう規約で定めています。
差別に関する規約
「求職者の業務スキルが適正に評価されるべき」という考えのもと、業務の能力と関係ない理由で、応募が制限されてしまうような求人情報は掲載されません。
例えば、直接の業務内容には影響がないにもかかわらず、国籍や性別、年齢の制限を記載するケースなどがこれに該当します。上記のように、パートタイムで接客をする働き手を求めている場合、主婦に限定する必要性がありません。
主婦という表記は女性だけを指したものになり、性差別にもあたるので避けましょう。「主婦(夫)歓迎」という形で性別を限定しない表記であれば問題ありません。また国籍など、業務内容と関係のない条件を加えることも差別的な表現として規約に抵触する可能性があります。国籍ではなく、言語スキルなどの仕事に必要な能力に焦点を当てて、具体的に条件を示しましょう。
合法性に関する規約
掲載される求人情報は合法的なものに限られます。また採用後の仕事においても、違法であるものは掲載を認められません。
労働基準法、労災保険法、パートタイム労働法など、雇用者として守らなければならない法律があります。そういった法律に反する内容を書いたり、採用後に従業員に違法な行いをさせる可能性がある内容はIndeedに掲載はされません。
プラットフォーム不正利用に関する規約
Indeed上での求人情報の表示順を操作したり、これまで紹介してきた基準を回避したりする内容、またはそれらを可能にするシステムの開発は禁止されています。
例えば、求人情報を頻繁に再投稿したり、実際の勤務地以外の場所の求人情報を投稿するような行為は、Indeedにおける、他社も含めた求人情報の表示のされ方に影響する場合があり、禁じられています。
まとめ
今回は、Indeedで求人が掲載されない原因と掲載基準について紹介しました。ごく稀に上記の掲載基準を満たしていても求人が掲載されないケースもあります。そのような場合には、Indeedの公式ヘルプセンターに一度問い合わせてみるのも良いでしょう。また、今回紹介した掲載基準・規約は基本的な部分をお伝えしましたが、実際に求人掲載を行っていると細かな理由や複雑な条件によって求人を掲載できない場合もあります。
初めてIndeedで求人掲載を行う担当者では対応がかなり難しいケースもあるので、専門の業者に依頼をしてみるのも視野に入れることをお勧めします。弊社人財企画では、Indeedの求人掲載を中心に多くの求人媒体のサポートをしています。
もし今回のケースのように、Indeedの掲載についてお困りごとなどがありましたら、お気軽にお問合せ下さい。