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採用成功企業に学ぶ!Indeed広告のPDCA事例集
2025.6.30

はじめに
「Indeedに広告を出したけれど、思ったより応募が来ない」「毎月の費用に対して効果が感じられない」——こうした悩みを抱える企業は少なくありません。
Indeed広告は、クリック課金型(CPC)という特性から、ただ掲載するだけではなく、運用改善=PDCAの継続が成果に直結します。逆にいえば、PDCAを丁寧に回せば、予算内で最大限の応募数を得ることも可能なのです。
そこで、今回本記事では、実際にPDCAによって成果を上げた企業の成功事例をもとに、どんな改善が効果的だったのかを解説します。
「PDCA」とは
PDCAとは、以下の4ステップを繰り返すビジネス改善の基本フレームです。
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P(Plan)=計画立案:掲載職種やキーワード選定、ターゲット設定
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D(Do)=実行:実際に求人を掲載・広告を配信
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C(Check)=検証:クリック数・応募率・応募単価を分析
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A(Action)=改善:原稿修正やCPC調整などの再施策
Indeed広告運用では、単発ではなくこのPDCAのサイクルを繰り返すことが鍵です。
■ 事例①:建設業の中小企業|応募単価60%改善の秘密
●課題
東京都内の建設系中小企業A社は、Indeed広告で月10万円の予算をかけていたものの、月間の応募数はわずか5件。1件あたりの応募単価は20,000円と非常に高額でした。
●改善ポイント
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タイトルを再設計:「作業スタッフ募集」から「未経験歓迎!日払いOKの解体スタッフ」へ変更
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CPC(クリック単価)を調整:80円 → 50円に抑えて広告露出を安定化
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仕事内容を具体化:「1日の流れ」「使用する道具」「未経験者の研修制度」を記載
●結果
3カ月で応募数が月15件に増加し、応募単価は約8,000円まで低下。CPCを下げたにも関わらず応募が増えたのは、「求人内容の具体化」と「訴求軸の明確化」が功を奏したためでした。
■ 事例②:介護事業所|若手応募を獲得する「写真活用」の工夫
●課題
関西圏の介護施設B社は、Indeedで掲載していたが、「若年層の応募が全く来ない」「シニア層ばかりで構成が偏る」という悩みを抱えていました。
●改善ポイント
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写真を差し替え:暗い雰囲気の施設写真から、笑顔の職員&入居者の写真へ変更
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ターゲットに合わせた言葉選び:「経験不問」から「20代スタッフ活躍中!研修しっかり」へ
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Q&A形式の説明文を導入:「資格なしでも働けますか?」などの不安を解消
●結果
3週間後から20代~30代の応募が増加し、応募者の年齢層が全体の平均で10歳若返る効果が。視覚的な印象と不安払拭の文言が大きく影響した事例です。
事例③:物流会社|キーワード改善で応募数が3倍に
●課題
神奈川県内で倉庫作業員を募集していたC社では、表示回数は多いがクリック率が低く、応募に結びつかないという問題を抱えていました。
●改善ポイント
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キーワードに「短期」「日払い」「週2日~OK」など検索されやすいワードを追加
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原稿タイトルをスマホ表示を意識して簡潔化(全角30文字以内)
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2パターンの求人原稿をA/Bテストで比較運用
●結果
検索結果での表示順位が上がり、CTR(クリック率)は2.1倍に。結果、月間応募数は3倍(7件→21件)に増加し、クリック課金の費用対効果も向上しました。
実践してわかったPDCA運用の3つのポイント
① 数字で判断する(感覚ではなくデータ)
クリック率(CTR)、応募率、応募単価(CPA)を定期的に確認し、数字で課題を特定する習慣が重要です。
② 小さな変更でも効果が出る
タイトルの一部を変える、文末に「即日面接OK」と追加する、写真を1枚差し替える——わずかな変更が応募に直結するケースは多く見られます。
③ 短期スパンで見直すことが成果に直結
1カ月放置するのではなく、1週間単位での数値確認と改善が効果的。特にキャンペーン初期は「テスト→調整」の繰り返しが命です。
まとめ
Indeedは、「出せば勝手に応募が来る」媒体ではありません。クリック課金だからこそ、無駄を減らし、確実に成果につなげる工夫が必要です。
そのためには、PDCAサイクルの継続と改善の蓄積が最も重要。
原稿の見直し、CPCの調整、ターゲット再設計、A/Bテスト…これらを丁寧に行うことが、応募単価の削減や質の高い人材獲得につながります。
Indeedの運用代行なら本記事で説明した内容も含めて、貴社の代わりに行ってくれます。自社で運用していくのが難しい場合は、早めに運用代行に頼ることが大切です。
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